セレナの自動車税はいくら?e-POWERとガソリン車の差や減税・重課を徹底解説
ファミリーカーの代表格として圧倒的な支持を集める日産セレナ。購入検討時や毎年の維持費を計算する上で、最も現実的な固定費として家計にのしかかるのが「自動車税(種別割)」です。「e-POWERとガソリン車で税額が違うのか」「新型C28と中古の歴代モデルではいくら差が出るのか」といった疑問を抱く方は少なくありません。
実は、セレナはパワートレインやモデルの年式(登録時期)によって排気量区分が異なり、納める税額に明確な差が生じます。さらに、新車購入時の優遇措置である「グリーン化特例」や、初度登録から13年が経過した車両に課される「重課措置」など、知っておくべき税制のルールが複数存在します。2026年最新の税制基準に基づき、セレナの税額の仕組みと損をしないための選び方を詳しく解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:新型セレナ(C28型)の自動車税は、排気量1.4Lのe-POWERが年額30,500円、2.0Lのガソリン車が年額36,000円となり、毎年5,500円の税額差が発生する。
- 要点2:e-POWERを新車登録した場合、翌年度の自動車税に「グリーン化特例(概ね75%軽減)」が適用され、1年目だけ約7,500円まで大幅に減額される。
- 要点3:初度登録から13年を超えた旧型ガソリン車(C25型や初期C26型など)は自動車税が約15%重課され、年額45,400円へ跳ね上がるため中古車選びには注意が必要。
【2026年最新】セレナの自動車税はいくら?e-POWERとガソリン車で税額が異なる理由
セレナの自動車税を把握する上で最も重要なポイントは、エンジンの排気量区分です。日本の自動車税(種別割)は総排気量0.5リットル刻みで税額が決定される仕組みになっており、セレナはパワートレインごとに搭載されているエンジン排気量が異なります。
現行モデルである新型セレナ(C28型)の場合、ガソリン車には2.0L直列4気筒エンジン(1,997cc)が搭載されており、「1.5L超〜2.0L以下」の区分に該当します。一方、独自のシリーズハイブリッドシステムを採用する「e-POWER」モデルは、発電専用として新開発された1.4L直列3気筒エンジン(1,433cc)を搭載しているため、「1.0L超〜1.5L以下」の区分に分類されます。
2019年10月1日の税制改正以降に新車登録された車両の標準税率で見ると、それぞれの年間税額は以下の通りです。
- セレナ e-POWER(C28型・1.4L):年額 30,500円
- セレナ ガソリン車(C28型・2.0L):年額 36,000円
e-POWERはモーター駆動による力強い走破性と低燃費を両立しながら、排気量を1.5L以下に抑えたダウンサイジング設計により、毎年5,500円自動車税が安くなるという構造的な優位性を持っています。10年間乗り続けた場合、自動車税だけで55,000円の固定費差が生じる計算です。

歴代モデル(C28・C27・C26)の排気量と自動車税比較一覧
セレナを新車だけでなく中古車市場で探す場合、モデル世代や「初度登録年月(2019年9月以前か、10月以降か)」によって適用される基本税率が異なります。歴代セレナの主要グレードにおける排気量、登録区分、年間税額の違いを一覧表に整理しました。
| 型式・モデル名 | 排気量・パワートレイン | 初度登録時期区分 | 年額自動車税(種別割) |
|---|---|---|---|
| 新型セレナ(C28) e-POWER | 1,433cc(発電用1.4L) | 2022年11月以降(新税率) | 30,500円(翌年約7,500円) |
| 新型セレナ(C28) ガソリン | 1,997cc(2.0L直4) | 2022年11月以降(新税率) | 36,000円 |
| 先代セレナ(C27) e-POWER | 1,198cc(発電用1.2L) | 2019年10月以降登録 2019年9月以前登録 | 30,500円 34,500円 |
| 先代セレナ(C27) S-HYBRID/ガソリン | 1,997cc(2.0L直4) | 2019年10月以降登録 2019年9月以前登録 | 36,000円 39,500円 |
| 歴代セレナ(C26 / C25) | 1,997cc(2.0L直4) | 13年未満 13年超(重課対象) | 39,500円 45,400円 |
先代のC27型e-POWERは1.2Lエンジンを搭載していましたが、税法上は「1.0L超〜1.5L以下」に属するため、C28型e-POWERと年間税額は同じです。しかし、2019年9月以前に登録された初期のC27型は旧税率が適用されるため、年額34,500円(ガソリン車は39,500円)と、現行の新税率より高額になります。
グリーン化特例とエコカー減税の恩恵|購入翌年度に適用される減税のリアル
新車でセレナを購入する際、見逃せない税制上の優遇措置が「グリーン化特例」と「エコカー減税」です。これらは混同されやすい制度ですが、対象となる税目と適用タイミングが明確に分かれています。
1. 自動車税の「グリーン化特例」
排出ガス性能および燃費性能に優れた車両に対して、新車登録の「翌年度」に限り自動車税が概ね75%軽減される制度です。C28型セレナ e-POWERはこの基準を達成しているため、登録翌年度の自動車税の納付額は通常30,500円のところ、約7,500円〜8,000円(自治体により端数処理あり)へと大幅に下がります。ただし、この優遇は「1年限りの特例措置」であり、翌々年度以降は通常の年額30,500円に戻る点に留意してください。
2. 自動車重量税の「エコカー減税」
新車購入時および初回の継続車検時に納める「自動車重量税」に対する優遇措置です。セレナ e-POWERは優れた環境性能により、新車購入時の重量税が免税(100%減税)となります。ガソリン車の場合、燃費基準の達成度合いに応じて25%〜50%程度の減税にとどまるか対象外となるケースがあり、購入時の諸費用総額で数万円単位の差がつく大きな要因となっています。
13年超え重課の落とし穴|中古セレナ購入時に見落としがちな税負担増
中古車市場で手頃な価格で流通している旧型セレナ(C25型や2013年以前のC26型など)を検討する際には、「経年車重課(13年超重課)」の存在に細心の注意を払わなければなりません。
日本の現行税制では、環境負荷の低減を名目として、初度登録から13年が経過したガソリン車・LPガス車に対して自動車税が約15%上乗せされます。2.0Lガソリンエンジンを積む旧型セレナの場合、通常39,500円の税額が年額45,400円へと跳ね上がります。
さらに、車検ごとに支払う「自動車重量税」も13年経過および18年経過のタイミングで段階的に重課されます。車両本体価格が10万〜30万円台と安価に見えても、毎年の自動車税と2年ごとの車検費用で重い固定費が累積し、数年乗ると高年式の中古車を購入した場合と総維持費が変わらなくなるという逆転現象が起こり得ます。
【実態検証】利用者の生の声と年間維持費シミュレーション
自動車税の納付時期は、毎年4月1日時点の車検証上の所有者(または使用者)に対し、5月上旬に納税通知書が届き、原則として5月31日までに納付するスケジュールとなっています。大型連休直後の出費となるため、家計へのインパクトをリアルに実感するオーナーの声がSNSやコミュニティ上でも毎年数多く見受けられます。
自動車専門誌のアンケートやオーナーコミュニティの投稿を検証すると、「e-POWERにしてから5月の納税通知書を開けたときの心理的負担が減った」「ガソリン車から乗り換えたら5,500円安く、浮いたお金を家族の外食代に充てられた」といった、税額差に対するポジティブな実感が目立ちます。一方で、「C25型を安く譲り受けたが、5月に45,400円の請求が来て驚いた」という重課に対する戸惑いの声も根強く存在します。
自動車税、車検代(自賠責・重量税)、任意保険料、ガソリン・電気代を含めたセレナの年間維持費全体で見ても、e-POWERは自動車税(年30,500円)と燃費性能(WLTCモード 18.4〜20.6km/L)の相乗効果により、年間走行距離1万km前後を走るファミリー層において、ガソリン車(2.0L・WLTCモード 13.0〜13.4km/L)に比べ年間で約4万〜6万円以上の維持費圧縮を実現しています。
【プロの結論】税金・維持費から導く「後悔しないセレナの選び方」
自動車税をはじめとする諸経費と車両価格のバランスから、どのようなユーザーがどのセレナを選ぶべきか、客観的な判断基準を提示します。
e-POWER(新型C28 / 先代後期C27)を選ぶべき人
- 年間走行距離が8,000km〜10,000km以上で、燃費と税金の低さを最大限に活かせるファミリー層
- 毎年の自動車税を30,500円(1年目は約7,500円)に抑え、固定費の波を小さく管理したい人
- 新車購入時の重量税免税など、初期費用の優遇をフルに享受したい人
ガソリン車(2.0Lモデル)を選ぶべき人・慎重になるべき人
- 年間の走行距離が3,000km〜5,000km程度と少なく、車両本体価格の安さを最優先したい人(e-POWERとの新車価格差約40万〜50万円を税金・ガソリン代の差額で回収する必要がないケース)
- 【注意】10年以上前の格安中古車(C25型など)を検討している場合、13年超え重課(自動車税45,400円+重量税増)によって維持費が膨らむため、2年以上の長期保有を前提とするなら2016年以降のC27型前期〜中期ガソリン車をターゲットにするのが安全です。
【セレナ 自動車 税】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:セレナの自動車税は、e-POWERとガソリン車でなぜ金額が違うのですか?
A1:搭載されているエンジンの総排気量が異なるためです。新型セレナ(C28型)のガソリン車は2.0Lエンジン(1,997cc)のため「1.5L超〜2.0L以下」の年額36,000円ですが、e-POWERは発電専用の1.4Lエンジン(1,433cc)を搭載しているため「1.0L超〜1.5L以下」の区分が適用され、年額30,500円と安くなります。
Q2:セレナの自動車税の納付時期と支払い方法は?
A2:毎年4月1日時点の所有者宛てに、5月初旬に都道府県から納税通知書が郵送されます。納期限は原則として5月31日(5月末日が土日の場合は翌平日、一部地域は6月末)です。納付書による金融機関やコンビニでの現金払いのほか、クレジットカード、スマホ決済アプリ(PayPay、au PAY、d払いなど)、地方税お支払サイト(eL-QR利用)での納付が可能です。
Q3:年度の途中でセレナを売却または廃車にした場合、自動車税は戻ってきますか?
A3:運輸支局で「抹消登録(廃車)」手続きを行った場合、抹消した翌月から翌年3月までの残月分が月割りで還付されます。一方、ディーラーや中古車買取店へ売却(名義変更)した場合は法的な還付制度の対象外となりますが、一般的には買取査定額に未経過分の自動車税相当額を上乗せして精算される商慣習となっています。査定明細に自動車税相当額が含まれているか必ず確認しましょう。
まとめ:税制の仕組みを理解して最適なセレナ選びを
セレナの自動車税は、排気量区分の違いによりe-POWER(30,500円)とガソリン車(36,000円)で毎年5,500円の差が生じます。さらに新車時のグリーン化特例による大幅減税や、13年超経過車に対する約15%の重課措置など、車両のスペックと登録年数によって負担額は大きく変動します。
購入時の車両本体価格だけでなく、毎年5月に訪れる自動車税や車検時の重量税までを含めた「トータルコスト」を見据えることが、賢いミニバン選びの最大の秘訣です。ご自身の年間走行距離や保有予定年数に合わせて、最適なパワートレインと年式を選択してください。 (出典: セレナ 自動車 税(Yahoo!ニュース))