れいわ新選組の当選者一覧【完全版】歴代議席数と注目議員を徹底解説
2019年春の旗揚げ以降、独自の街頭戦略とSNS発信で既存政界に一石を投じ続けてきた「れいわ新選組」。山本太郎代表の強烈なリーダーシップのもと、重度障害を持つ当事者の国政送り出しや徹底した反緊縮・消費税廃止政策を掲げ、国政選挙を経るごとに着実に議席を伸ばしてきました。
2024年の第50回衆議院議員総選挙では公示前勢力の3議席から一挙に9議席へと3倍増の大躍進を遂げ、キャスティングボートを握る存在として政界での影響力を急拡大させています。本稿では、れいわ新選組の衆議院・参議院における歴代当選者一覧をはじめ、議席数・得票数の推移、比例代表の復活システム、地方議員の広がりまで、最新データをもとに総力検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:衆議院9議席・参議院5議席体制へと拡大し、国会内での発言力と法案提出権を強化している。
- 要点2:比例代表の惜敗率ルールや特定枠の活用、徹底した街頭対話により、比例得票数を着実に伸ばしてきた。
- 要点3:地方議員も全国で40名超に増加する一方、独自ローテーション制度や離党者をめぐる組織マネジメントが今後の焦点となる。
【2026年最新】れいわ新選組の国会議員・歴代当選者一覧
れいわ新選組がこれまでに国政選挙で獲得してきた議席と、歴代の当選者の顔ぶれを衆議院・参議院別に整理しました。多様なバックグラウンドを持つ候補者の擁立は、同党の大きな特徴です。
報道各社の取材データおよび党公式発表資料に基づき、国政選挙での当選歴を持つ主な議員・元議員の経歴と議席の内訳をまとめました。
衆議院選挙における歴代当選者一覧
2021年の第49回衆院選で3議席(比例東京、比例南関東、比例近畿)を獲得して衆議院初進出を果たし、2024年の第50回衆院選では全国の比例ブロックで計9議席を獲得しました。
- 山本太郎(代表):2021年衆院選で比例東京ブロック単独1位として当選。のちに参院選出馬のため辞職し、参議院へ鞍替え。
- 櫛渕万里(共同代表):元民主党衆議院議員。ピースボート事務局長を経て合流。2021年衆院選比例東京ブロックで繰り上げ当選後、2024年衆院選比例東京ブロックで再選。
- 大石あきこ(共同代表):元大阪府職員(橋下徹知事への直接抗議で注目)。2021年衆院選比例近畿ブロックで小選挙区(大阪5区)重複から復活当選。2024年衆院選でも比例近畿で再選。
- 多ケ谷亮:飲食プロデューサー・実業家出身。2021年衆院選比例南関東ブロックで復活当選(千葉11区重複)。2024年衆院選でも南関東ブロックで連続当選。
- 高井崇志(幹事長):元総務官僚、元衆議院議員。2024年衆院選比例北関東ブロック(埼玉13区重複)で国政復帰。
- 阪口直人:元衆議院議員、国連PKO・難民支援専門家。2024年衆院選比例東海ブロック(岐阜3区重複)で当選。
- 佐野秀樹:障がい者福祉施設運営者・市民活動家。2024年衆院選比例東北ブロックで初当選。
- 八幡愛:タレント・ラジオパーソナリティ出身。2024年衆院選比例近畿ブロック(大阪1区重複)で初当選。
- 吉良州司 / 比例九州ブロック選出議員:九州エリアでの支持層開拓により2024年衆院選で議席を獲得。
参議院選挙における歴代当選者一覧
2019年の結党初陣となった参院選では、特定枠を活用して2名の重度障害者を上位当選させ、永田町に大きな衝撃を与えました。2022年参院選でも代表の山本太郎氏が東京選挙区で返り咲くなど勢力を維持しています。
- 舩後靖彦:筋萎縮性側索硬化症(ALS)当事者。2019年参院選比例代表(特定枠1位)で初当選。2025年改選期を経て重度訪問介護やバリアフリー施策の旗振り役を務める。
- 木村英子:脳性麻痺当事者・自立ステーションつばさ事務局長。2019年参院選比例代表(特定枠2位)で初当選。国会本会議場のバリアフリー改修を実現させた象徴的存在。
- 山本太郎:2022年参院選東京都選挙区(定数6)で56万票超を獲得し国政復帰。
- 天畠大輔:重度四肢麻痺・発話障がいを持つ博士号(学術)取得の研究者。2022年参院選比例代表(特定枠)で初当選。「あ・か・さ・た・な話法」を用いた国会質疑を行う。
- 水道橋博士(元議員):お笑いコンビ「浅草キッド」。2022年参院選比例代表で個人名票約11万票を集め当選。体調不良(うつ病)による辞職後、党独自のローテーション構想が適用された。
- 蓮池透 / 歴代ローテーション議員:水道橋博士氏の辞職に伴い、比例名簿次点の候補者が任期を分割して議員を務める実験的運用(れいわローテーション)を実施。

議席数と得票数の推移|旗揚げから大躍進までの全選挙データ検証
れいわ新選組が国政選挙ごとに獲得してきた議席数と比例代表の得票数・得票率の推移を検証すると、一過性のブームではなく構造的な支持層の定着が見て取れます。
| 選挙区分(実施年) | 獲得議席数(改選/総議席) | 比例代表得票数(得票率) | 編集部の見解・分析 |
|---|---|---|---|
| 第25回参院選(2019年) | 2議席(特定枠2) | 2,284,368票(4.55%) | 政党要件(得票率2%以上)を初陣でクリア。代表自らが落選覚悟で特定枠を活用し話題を独占。 |
| 第49回衆院選(2021年) | 3議席(比例3) | 2,915,622票(5.08%) | 衆議院へ初進出。小選挙区重複の惜敗率復活システムが機能し、大石氏・多ケ谷氏が議席獲得。 |
| 第26回参院選(2022年) | 3議席(選挙区1・比例2) | 2,319,157票(4.37%) | 山本代表が東京選挙区で議席を奪還。参議院全体で所属議員が5議席に達し、委員会発言権を確保。 |
| 第50回衆院選(2024年) | 9議席(比例9) | 3,805,060票(6.98%) | 全国ブロック(東北・北関東・南関東・東京・東海・近畿・九州)で議席を総取り。公示前の3倍へ急伸。 |
比例代表の復活当選と名簿順位の独自システムを徹底解剖
れいわ新選組の選挙戦略を語る上で欠かせないのが、比例代表名簿の設計と候補者配置の戦術です。大政党のような潤沢な組織票を持たない同党は、公職選挙法の規定を最大限に活用した独自の手法を採っています。
小選挙区重複立候補と「同一順位・惜敗率勝負」
衆議院選挙において、れいわ新選組は小選挙区に候補者を積極的に擁立し、比例代表名簿では全員を「同順位(第1位)」に並べる方式を多用しています。これにより、党内幹部であっても優遇されず、小選挙区でいかに相手候補に肉薄したかを示す「惜敗率(当選者の得票数に対する割合)」の高さで復活当選者が決まります。
大石あきこ氏(大阪5区)や多ケ谷亮氏(千葉11区)は、自民党や公明党、日本維新の会の強豪候補と対決しながら高い惜敗率を記録し、比例ブロックでの議席獲得を勝ち取りました。このフラットな競争設計が候補者の地上戦モチベーションを引き出す原動力になっています。
参議院における「特定枠」と「れいわローテーション」
参議院比例代表(非拘束名簿式)では、政党側が優先順位を指定できる「特定枠」を戦略的に活用しています。2019年には舩後氏・木村氏、2022年には天畠氏を特定枠に指定し、得票数に関わらず最優先で当選させました。
また、水道橋博士氏の議員辞職時には、残り任期を名簿次点の候補者たちが1年ごとに辞職・繰り上げ当選を繰り返して引き継ぐ「れいわローテーション」を発表。憲法学者や国会関係者から「公職選挙法の趣旨に反するのではないか」という議論を巻き起こすなど、既存の議会慣行に対する異議申し立てを繰り返しています。

【実態検証】支持層の拡大と地方議員の当選結果から見る組織力の現在地
「ネット中心の空中戦政党」という初期のイメージから脱却し、足元の地域組織づくりが着実に進んでいます。全国の統一地方選挙や中間地方選挙を通じて、れいわ新選組公認・推薦の地方議員は全国で40名を超える規模へと伸長しました。
都市部から地方中核都市への浸透
東京都特別区議会(新宿区、世田谷区、杉並区など)や政令指定都市だけでなく、地方の市町村議会でも当選者を輩出しています。地方議会での議席獲得は、国政選挙におけるポスター貼りや証紙ビラ配布、街頭宣伝カーの運行といった地上戦の実働部隊を確保することを意味します。
ボランティア駆動型組織の強みと限界
既存政党のような労働組合や宗教団体、業界団体の支援を受けず、一般市民の寄付とボランティア活動に依存する運営モデルを維持しています。SNSのライブ配信やオープンなボランティアセンターを通じて熱狂的な支持を集める一方、専従スタッフの不足や地域ごとの支援者コミュニティ内の意見対立といった課題も現場からは報告されています。
離党者の現在と党内ガバナンス|ネットの噂と実態のギャップ
議席数の拡大に伴い、初期メンバーの離党や意見対立に関する報道も散見されます。ネット上では「代表による独裁体制ではないか」「内紛が起きているのではないか」といった噂が囁かれることも少なくありません。
過去には、2019年参院選で山本代表とともに戦った野原善正氏や一部の地方議員・立候補予定者が、党運営方針や公認選考のプロセスを巡り離党・除籍となった事例があります。また、元参議院議員の大島九州男氏ら他党出身のベテラン議員との関係性や、国会内での共同会派の組み方をめぐっても議論が生じてきました。
実態を精査すると、れいわ新選組の意思決定は山本代表および幹事長・共同代表を中心とする少数執行部に集中しており、スピード感とメッセージの一貫性を保つ一方で、組織のフラット化や合議制の確立という面では発展途上にあると言えます。急拡大する政党が直面する典型的な「組織化の壁」をいかに乗り越えるかが問われています。

【プロの結論】ポピュリズムと政策実行力の狭間で問われるれいわの将来性
政治社会学の観点から見れば、れいわ新選組は「左派ポピュリズム」の正統な系譜に位置づけられます。欧米におけるポデモス(スペイン)やサンダース派(米国)と同様、新自由主義による格差拡大や中間層の没落に対する強い不満を吸収する受け皿として機能しています。
れいわ新選組の主張を評価できる層・マッチする人
- 消費税の完全廃止や季節ごとの一律給付金など、直接的な家計支援・積極財政を求める有権者
- 障がい者福祉、介護・医療従事者の待遇改善、教育完全無償化を最優先課題と考える層
- 既存の野党第1党や与党の妥協的な国会運営に失望し、徹底抗戦の姿勢を期待する層
支持に慎重になるべき視点・懸念点
- 財源論における国債発行への依存(MMT的アプローチ)に伴う将来のインフレ・通貨信認リスクを懸念する層
- 国会審議における牛歩戦術やプラカード掲出など、過激な直接行動スタイルに抵抗感がある層
- 安全保障政策や外交戦略において、より現実的・日米同盟重視の枠組みを志向する層
9議席を獲得して国会内での発言権を強めた今、求められるのは単なる「抗議の政治(Politics of Protest)」から「結果を出す政策関与(Politics of Policy)」への脱皮です。法案修正協議や予算審議で具体的な成果を勝ち取れるかどうかが、次期政界再編における試金石となるでしょう。
【れいわ 新選 組 当選者一覧】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山本太郎代表は現在、衆議院と参議院のどちらの議員ですか?
A1:山本太郎氏は現在、参議院議員です。2021年衆院選で衆議院議員(比例東京)に当選しましたが、2022年4月に議員辞職し、同年夏の第26回参議院選挙(東京都選挙区)に出馬して当選・国政復帰を果たしました。
Q2:れいわ新選組の国会での所属議席数は合計で何議席ですか?
A2:2026年現在、衆議院9議席、参議院5議席の合計14議席を保有しています。衆議院で法案提出に必要な単独要件(衆院では議員立法提出に20人以上、修正案提出に50人以上等の規定があるが、共同提出の足がかり)を大幅に強化しています。
Q3:比例代表で落選したのに後から繰り上げ当選になるのはなぜですか?
A3:小選挙区重複立候補者が比例名簿で同順位に並んでいる場合、惜敗率の高い順に当選者が決まります。その後、現職議員が辞職・出馬鞍替え等を行った場合、次点の候補者が法定得票数(有効投票総数の10分の1)を満たしていれば繰り上げ当選となります。
Q4:主要な政策・公約にはどのようなものがありますか?
A4:最大の柱は「消費税廃止」と「社会保険料の引き下げ・減免」です。加えて、季節ごとの一律10万円給付、大学院までの教育完全無償化、脱原発と徹底した自然エネルギー推進、重度障害者や介護・保育労働者の大幅な賃上げを掲げています。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
れいわ新選組は、2019年の結党からわずか数年で衆参14議席を擁する国政勢力へと成長を遂げました。特定枠による障がい者議員の擁立や徹底した積極財政論は、既存政党の政策論争にも大きな影響を与えています。
比例復活システムや独自の街頭戦術を駆使して議席を増やし続ける一方で、強固な代表中心体制のガバナンスや、国債発行を前提とした財源論の現実味については有権者の間でも評価が分かれます。歴代当選者の顔ぶれや国会での投票行動を客観的に見極め、提示された公約と実行力のバランスを冷静に判断していくことが求められます。 (出典: れいわ 新選 組 当選者一覧(Yahoo!ニュース))