新型エクストレイルがひどいと噂される真相|後悔の声と欠点を徹底検証
日産が誇る本格ミドルサイズSUV「エクストレイル(T33型)」は、第2世代e-POWERと世界初の量産型VCターボ(可変圧縮比エンジン)、そして先進の電動4輪制御技術「e-4ORCE」を引っ提げてフルモデルチェンジを果たしました。走行質感の劇的な進化から「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、専門家からも高い評価を受けています。
一方で、Web検索やSNS上では「新型エクストレイル ひどい」「購入して後悔した」といったネガティブな検索ワードが絶えません。なぜこれほど高評価を得た一台に対して、厳しい声が寄せられているのでしょうか。実際のオーナーによる長期レビュー、整備記録、走行テストのデータから、噂の背景にある決定的な欠点と構造的な要因を徹底解明します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「ひどい」と囁かれる主な原因は、従来型(T32型)からの大幅な価格高騰と、高速巡航時における実燃費の伸び悩みにある。
- 要点2:e-4ORCEの走りや静粛性はクラストップ級だが、下位グレードの内装質感や寒冷地・高速域でのエンジン発電音に落差を感じる層が存在する。
- 要点3:泥臭いタフギアを求めていた既存ファンと、高級電動クロスオーバーとして進化した実車との「認知のギャップ」が不満の本質である。
【真相究明】なぜ新型エクストレイルに「ひどい」「後悔」の声が上がるのか?
ネット上で「ひどい」と評される背景を精査すると、車両自体の致命的な欠陥というよりも、「購入前の期待値と実車のキャラクターとの大きな乖離」に起因しているケースが大半を占めています。
初代・2代目が築き上げた「汚れを気にせずガンガン使える道具感のある四駆」というイメージのまま商談に臨んだユーザーは、エントリーグレードでも乗り出し400万円台中盤、上級グレード「G e-4ORCE」ではオプション込みで総額500万円を突破する価格設定に強い拒否感を覚えました。価格帯がミドルクラスからプレミアムSUVの領域へシフトしたことで、購入者のチェックの目が格段に厳しくなったのが第一の要因です。
さらに、発売初期に発生した半導体不足に伴う「納期遅延」や「長期の受注停止」が購入検討者のフラストレーションを高めました。そこに追い打ちをかけるように実施されたマイナーチェンジに伴う価格改定が、「高すぎる」というネガティブな口コミを増幅させる結果を生んだのです。

【実測データ比較】公称値と実態のギャップ|燃費・価格・静粛性を徹底検証
実際のオーナー報告や試乗テストから収集したデータをもとに、カタログスペックと日常ユースにおける実態の差異を整理しました。
| 検証項目 | 新型エクストレイル(T33型)の実態 | 同クラス競合水準(RAV4・CX-60等) | 編集部の見解・分析 |
|---|---|---|---|
| 実燃費(市街地) | 16.5〜19.0 km/L(良好) | 17.0〜20.5 km/L | ストップ&ゴーの多い市街地では回生協調が働き、モーター駆動の恩恵を存分に発揮。 |
| 実燃費(高速道路100km/h巡航) | 13.0〜15.5 km/L(低下傾向) | 18.0〜22.0 km/L(THS-IIやディーゼル優勢) | エンジン直接駆動モードを持たないシリーズハイブリッド特有の弱点。長距離高速走行が多いと燃費悪化を実感しやすい。 |
| 車両乗り出し価格帯 | 約420万〜560万円 | 約350万〜480万円 | 全車e-POWER化によりベース価格が底上げ。旧型のガソリンモデル感覚で見積もりを取ると衝撃を受ける。 |
| 足回りと乗り心地 | フラット感は極めて高いが、低速域でやや硬め | しなやか〜スポーティまで多様 | e-4ORCEによるピッチ制御は秀逸。ただし19・20インチ装着車は路面の継ぎ目でゴツつきを感じる場合あり。 |
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
日産ディーラー関係者や中古車査定士、そして実際のオーナーコミュニティにおける生の声を深掘りすると、具体的に不満が集まりやすい3つのポイントが浮き彫りになります。
1. 高速道路や冬季における「実燃費の伸び悩み」
「e-POWERだからハイブリッドとして驚異的な燃費を期待していたが、冬場の高速走行ではリッター13km/L前後に落ち込む」という声は少なくありません。新型エクストレイルに搭載されている1.5L VCターボエンジンは、高効率な発電専用機として機能しますが、「タイヤを直接駆動しないシリーズハイブリッド」の構造上、高速巡航時はモーターを回し続けるためにエンジンが高回転で稼働し続けます。トヨタのTHS-II(シリーズ・パラレル方式)やマツダのクリーンディーゼルと比較した場合、高速道路を多用するユーザーほど燃費性能に物足りなさを感じる傾向があります。
2. グレード間における内装の質感格差
最上位の「G」グレードにメーカーオプションのナッパレザーシート(タンカラー)を装着した仕様は、欧州高級SUVにも引けを取らない仕上がりです。しかし、普及グレードである「X」や「S」では、ハードプラの露出やファブリックシートの意匠に対して「500万円近い車としては内装が安っぽい」という指摘が見受けられます。展示車でGグレードの豪華さを見てから中間グレードを契約した場合、納車後に質感の差で後悔するケースが報告されています。
3. 3列シート(7人乗り)の実用性の限界
ファミリー層から期待された3列シート仕様ですが、ミニバンのような居住性を期待すると痛い目を見ます。3列目はあくまで「緊急用のエマージェンシーシート」であり、大人が快適に座れるスペースはありません。荷室容量を圧迫する要因にもなるため、多人数乗車を常用する目的で購入したオーナーからは後悔の意見が目立ちます。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上の掲示板やSNSでは、過度に誇張された不具合報告や誤解も見られます。真偽の検証を行いました。
「e-4ORCEから異音がする?」という噂の真相
低速旋回時や強い回生ブレーキがかかった際、かすかな電子制御音やモーターのインバーター高周波音が室内に届くことがあります。これは「車内が極めて静かすぎる」ために相対的に微細な作動音が目立ってしまう現象であり、駆動系の故障や異音トラブルではありません。遮音ガラスとアクティブ・ノイズ・コントロールの効きが良すぎるゆえの弊害と言えます。
「プロパイロットの誤作動」に関する検証
高速道路での運転支援「プロパイロット」において、「急な減速や白線認識の見失いがある」という報告が散見されます。実態としては、急カーブ手前でのナビ連動減速制御(Navi-link機能)がドライバーの意図より早めに働くことに対する違和感や、逆光・豪雨時のカメラセンサー限界による一時的な解除が主です。システムのリコール対象となるような致命的暴走ではなく、電子デバイスの特性を把握して付き合う必要があります。
【プロの結論】購入後に後悔する人・大満足する人の決定的な違い
新型エクストレイルは、万人向けの汎用SUVから「先進技術を味わうプレミアム電動ツアラー」へと舵を切った車です。そのため、ユーザーのライフスタイルや価値観によって評価が180度分かれます。
【おすすめできない・後悔しやすい人】
- 高速道路を使った長距離移動が年間走行距離の大半を占める人(高速燃費を最重視するならディーゼルやTHS-IIが有利)
- 3列シートで家族全員を日常的に乗せてドライブしたい人(素直にセレナなどのミニバンを選択すべき)
- 乗り出し300万円台で泥汚れを気にせず使える道具感が欲しい人(旧型T32の中古や他社オフロード志向車が適合)
【選んで間違いなく満足できる人】
- 日常の街乗りからワインディングまで、EV特有の滑らかで力強い加速フィールを楽しみたい人
- 雪道・雨天・悪路での絶対的な操縦安定性と安心感を求める人(e-4ORCEの前後トルク&ブレーキ制御は世界トップレベルの完成度)
- 静粛性が高く、長距離運転でも同乗者が車酔いしにくい上質な空間を重視する人

【エクストレイル 新型 ひどい】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:新型エクストレイルの実燃費は、ライバル車と比べて本当に悪いですか?
A1:街乗りや一般道ではリッター17〜19km/L前後と優秀ですが、高速道路での連続巡航(100km/h以上)や冬季の暖房使用時には13〜15km/L前後に落ち込む傾向があります。高速燃費を重視するハイブリッド比較ではトヨタ車に劣る場面があるものの、純ガソリンSUVと比べれば十分に良好な水準です。
Q2:リコールや電子制御系の不具合情報は出ていますか?
A2:過去にエンジン制御プログラムやカメラ認識関連で一部サービスキャンペーンやリコール改修が実施されていますが、いずれもディーラーでのプログラムアップデート等で迅速に対処されています。現在出荷されているモデルやアプデ適用済み車両において、走行不能に陥るような重大不具合の多発は確認されていません。
Q3:現在の納期や価格高騰への対策はどうなっていますか?
A3:一時のような極端な長納期や受注停止状態は解消され、2026年現在は通常納期(数ヶ月程度)で推移しています。価格面ではベース価格が上がっているため、中間グレードに必要最小限のパッケージオプションを絞り込むか、状態の良い認定中古車を視野に入れるのがコストを抑える賢い買い方です。
まとめ:購入前の冷静な見極めと試乗チェックのポイント
新型エクストレイルに対して「ひどい」というネガティブな評価が生まれる根源は、車の完成度そのものの低さではなく、「先代までの大衆的タフギア像」と「現代の電動プレミアムSUV」との間に生じたギャップでした。
圧倒的なトラクションを生むe-4ORCEの走行安定性、モーター駆動ならではのシームレスな加速、クラスを超えた静粛性など、他のSUVでは得られない独自の強みは確固たるものがあります。購入を検討する際は、カタログスペックの燃費数値だけでなく、必ず高速道路や荒れた路面を含むコースで試乗を行い、乗り味や視界、内装の質感が自分のライフスタイルに合致しているかを確かめてみてください。 (出典: エクストレイル 新型 ひどい(Yahoo!ニュース))